コラム「この人」第25回 布野雅一会員

今回は、第58代会長の布野雅一さんをご紹介します。

 小学校での思い出は、まず読書。ジュールベルヌの作品をこよなく愛されています。好奇心旺盛で、「冒険心」をつかむ作風がお好きでした。次に音楽。器楽部ではハーモニカの第一奏者でした。中学、高校へは中原区の元住吉から通われました。吉祥寺まで片道2時間の通学。音楽はマンドリン・ギター部へと発展します。ピアノ、フルートを含めクラブにあった楽器は何でもこなし、高3で部長を務められました。大学に入ると、生活は一転します。小学校のころから目指していた税理士になるため、受験勉強を開始、「所謂、ダブル・スクール(注)でした」と回想されます。
 念願かなって国家試験に合格し、お父様の事務所で勤務されたのもつかの間、30歳で代表を継ぐことになります。職員が20名、顧客が250社もある会計事務所です。「いきなりトップをまかされたので、結構大変でした」とのお話です。とはいえ、子供のころから目指していた仕事に就けたことで、充実した毎日でした。2023年、大きな出来事がありました。急性心不全で緊急入院されます。大手術を経て九死に一生を得られましたが、「命の尊さを学んだ出来事だった」とのお話です。2025年、川崎南税務署管区で初めての国税庁官表彰を受けられました。好きな言葉は「そこが、良いか悪いかではなく、いかに有意義な場にするか」です。一つのことを、真摯に追求されるお人柄を感じます。
 ご趣味はなんですか、との質問に「自動車の運転です」と答えられました。愛車は、ポルシェ911カレラです。「週末、早起きして箱根ターンパイクを走るのは爽快ですよ」と楽しそうです。
 お父様もロータリアンでした。家業を引き継がれた翌年、川崎ロータリークラブのチャーターメンバーからの強いお誘いで入会されました。「秘密の楽しみ」は、ロータリークラブIDの「1番から5番クラブ」を訪問しメイクアップをすること。2番サンフランシスコ、5番ロサンゼルスのバナーを見せて頂きました。「同じ日の同じ時間に別のクラブを訪問する」という離れ業も、ジュールベルヌの「80日間世界一周」からヒントを得て実現されています。ロータリーのお話は尽きませんでした。
 1948年、横浜市鶴見区生まれ。布野雅一税理事務所代表税理士でいらっしゃいます。

 (注)「ダブル・スクール」とは、昼間は大学で、夜は専門学校で並行して勉強する学生生活を指す。

(編集者注) 広報・公共イメージ向上委員会は、コラム「この人」に会員のご紹介記事を掲載して参ります。どうぞ宜しくお願い致します。

(文責:広報・公共イメージ向上委員、九門康之)