第3383回 例会

本日の卓話者:

社会福祉法人 川崎いのちの電話
事務局長 有田 茂 様
演題:「川崎いのちの電話」の活動について 知っていただきたいこと

新型コロナウイルス感染の第3波が拡大するなか、2020年10月の自殺者数は、昨年同月比で39.9%も増加しているとの報道発表されたばかりですが、本日の卓話は自殺をはじめとする精神的危機にあって援助を求めている人たちのために、電話などによる相談事業および心の健康増進に関する普及啓発事業を行っている「川崎いのちの電話」の有田茂様を招き、無償のボランティア活動について知る機会となりました。
相談の電話は心理カウンセリングや心理療法を行う場ではなく、相談員は良き隣人として相談者の悩み、苦しみに耳を傾けている(傾聴している)だけと知り、さらに相談員は「人のため、社会のために役に立ちたい」「自分のため、自分探し、自己実現」こういう想いをもって1年~1年半の研修(研修費も自己負担)を受けて無償のボランティア活動を続けている。
近年ではボランティアの多種多様化により、いのちの電話の相談員が減少しており、365日24時間問わずの対応のために人手不足となっているため、相談員の募集を図っています。