コラム「この人」第11回 森明弘会員

今回は、スマイル委員長の森明弘さんをご紹介します。

「小学校2年生の時から、アイスホッケーをしていました」と、何気なくおっしゃいます。通っていた小学校(品川区)の近くにスケートリンクがあり、同級生の誘いで始めたことが事の始まりでした。3年生からゴールキーパーをされていました。衝撃を受けた言葉は、小学校6年生の時、尊敬する実業団の選手に教えを乞うた時、「君は、防具を着けてるね」と言われたこと。アイスホッケーのキーパーは怪我が多い危険なポジションです。防具を着けない選択肢はありません「パックが飛んで来たら、身体に当てずキャッチすればいい」とのアドバイスでしたが、とうてい常人ではできない速さを要します。その後、練習の目標になったことはいうまでもありません。高校、大学とアイスホッケーを貫き、インターハイ、インカレ、国体にも出場されました。
大学卒業後、サービス業を学びたいと新橋のとあるホテルに就職。2年を経て家業を継ぐために戻って来られます。そこで待っていたのは、菓子職人の厳しさでした。まず「教えてくれない」からはじまり、数々の失敗を経験されます。くずもちの製造工程にある「種かき」(原料の小麦澱粉にお湯に混ぜる煮ること)に失敗して大切な材料が塊になってしまったこともありました。それを乗り越えた五代目当主には、菓子職人の厳しさとスポーツで鍛えたやさしさが共存しています。
ロータリークラブは、ご近所のオーナー社長に誘われたことがきっかけでした。「入るなら川崎ロータリークラブに」と言われ、門をたたかれました。ロータリークラブの良さは「様々な業種の方と出会えること」と言われます。クラブでもくずもち餅のような深い味わいを出してくださることと思います。
1968年、川崎市川崎区生まれ。株式会社住吉の代表取締役社長でいらっしゃいます。

(編集者注) 広報・公共イメージ向上委員会は、コラム「この人」に会員のご紹介記事を掲載して参ります。どうぞ宜しくお願い致します。

(文責:広報・公共イメージ向上委員、九門康之)