コラム「この人」第12回 市川和裕会員
今回は、プログラム委員長の市川和裕さんをご紹介します。

神道に強い興味を持たれたのは、國學院大學で「神道神学」(注)を学ばれた時、とおっしゃいます。日本の社会が近代化し、産業化が進むなかで、神社の役割を考え続けてこられました。
そんな中、ある発見をされたのは、鶴岡八幡宮で奉職された時でした。鎌倉という町に比べ、鶴岡八幡宮の規模が大きかったのかもしれません、「お宮が街の中心」になっていることが新鮮でした。以来、街や地域に根差した神社を目指してこられました。社会にあって、お参りをされる方の笑顔や、願いが叶って感謝される姿に仕事のやりがいを感じる、と言われます。
プライベートについて、「趣味はありません」と言われますが、小学生の時に書道、中学、高校、大学と剣道に親しんでおられます。また、約10年前より、能と狂言を学んでおられます。宮司としての教養と言われますが、日本文化を大切にされるお姿を感じます。何事にも真摯に向き合い、基本に立ち返って考える方とお見受けしました。
ロータリークラブは、お父様から引き継がれました。地元とのつながりを大切にしたいという思いから、ロータリー入会は自然な流れでした。
1971年、川崎市川崎区生まれ。稲毛神社宮司でいらっしゃいます。
(注)神道と日本文化を考える学問分野。哲学のようなものとのご説明です。
(編集者注) 広報・公共イメージ向上委員会は、コラム「この人」に会員のご紹介記事を掲載して参ります。どうぞ宜しくお願い致します。
(文責:広報・公共イメージ向上委員、九門康之)

