20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていました。
ちょうどそのころ、ここに事務所を構えていた青年弁護士ポール・ハリスはこの風潮に堪えかね、友人3人と語らって、お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。
ロータリーとは集会を各自の事務所持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。
こうして1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生しました。
それからは、志を同じくするクラブが、つぎつぎ各地に生まれて、国境を超え、今では200以上の国と地域に広がり、クラブ数は約35,000クラブ、会員総数120万人に達しています。
川崎ロータリークラブは、川崎市で初のロータリークラブとして1951年に設立され、今年で72年目を迎えます。その間、ロータリーの歴史と伝統に則り、職業倫理を重んずる実業人、専門職業人の集まりとして、地域に密着した社会奉仕活動や海外への国際奉仕活動、青少年奉仕活動などを進め参りました。信頼できる仲間と共に奉仕を実践し、会員相互の絆を深め合い、新しい出会いや変革の時代を柔軟に受け入れ、これからも今できる奉仕を1つ1つ大切に育み、地域ともに歩み続けます。