第3434回 例会

名誉会員卓話

本日の卓話者:川崎大師平間寺 貫首 藤田 隆乗 猊下
演題:「コロナ禍に思う」

 

 2019年12月から始まった新型コロナウイルスによって様々な変化をもたらした。コロナ禍では、うつ病・うつ状態が数年前の2倍近くに急増し、各国でも同様に急増傾向となっている。【先行きの不透明感・漠然とした不安】【移動抑制・行動制限】【テレワーク・オンライン授業の推奨】による消極的孤立(ロンリネス)が増えたことも要因の一つだろう。若者5万人にアンケートを取ったところ、2人に1人が社会的孤立を感じ、4人に1人が死にたいと考えた。相談相手が少ない若者に大きな影響を与えた。一方、大空幸星(おおぞらこうき)さんが設立した『NPO法人あなたの居場所』は、そんな若者に対し、「『頼れる人と場所』を創りたい」の想いで開設した。
 「今日は人の上明日は我が身の上 / 昨日は人の身今日は我が身」の言葉のとおり、今日は人ごとと思っていた災難も、明日は我が身の上に降りかかってくるかもしれない。災難というものは、いつ誰に起こるかわからないものである。『お互いさま・おかげさま』の思いやりの心を人は自然と持っていたはずなのに、コロナによって大切な心を無くしてしまったのではないか。コロナが収束し、大切な心を取り戻してもらいたいと、川崎RC名誉会員である川崎大師平間寺 貫首 藤田隆乗猊下のコロナ禍での想いを聴くことができました。

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