役員紹介

 川崎ロータリークラブ2022-2023年度三役

左:中山副会長 中央:簑口会長 右:森幹事

2023-24年度会長方針
会長  簑口 昌明

 当川崎ロータリークラブが所在し、会員各位が事業拠点や生活基盤を有する川崎は、今歴史的な節目の年を迎えています。2023年は、東海道川崎宿起立400周年であります。かつて、東海道の要所として、東西に行き交う人々を迎えたこの街は、今では国内のみならず海外からも多くの人々が訪れる大都市となり、成長を続けています。また、2024年は、川崎市市制100周年の記念すべき年です。先人たちの労苦により築かれたこの都市を、未来につなぐのは、今を生きる私たちの使命であります。私たち、川崎ロータリークラブは、この地で、社会的に有益な活動を行う奉仕団体として、人々に良い影響を及ぼす存在でありたいと願います。

 さて、ロータリークラブは、地域のクラブ単体のみならず、近隣の諸クラブ、さらには、世界各国にも広がりを持つ組織であります。世界のロータリークラブを代表する国際ロータリー(RI)2023-24年度会長のゴードン R. マッキナリー氏(イギリス・スコットランド)は、RIのテーマとして、「世界に希望を生み出そう(Create Hope in the World!)」を掲げています。これは、ロータリーが、平和や持続可能な社会の実現のために貢献することを訴えているものです。同氏は、そのためには対話を通じて信頼を築くことが重要であると語っています。当クラブも、川崎に希望を生み出すような活動に取り組む、幾多の主体の1つとなる組織でありたいと思います。

 RI第2590地区においては、樋口明ガバナー(神奈川ロータリクラブ)による2023-24年度ガバナーテーマは、「先達を敬い、未来を見据えて行動しましょう!」であります。私たちが、ロータリアンとして行動するために、先達らの掲げられたロータリーの理念と行動原則を固守しながら、未来に目を向けて、ビジョンの達成のために行動することが肝要であると示されているものです。川崎の地に在る当クラブの行動規範としても、その通りのことが言えると思います。私たちは、歴史と伝統ある当クラブの善き働きを保守し、また継承しつつも、時代の変化に応じた改革と刷新を柔軟に進める必要があると考えます。

 私は、川崎ロータリークラブの会長テーマを選定するに際して、前述のRI会長と地区ガバナーの各テーマを踏まえ、大きな流れとして、それらと齟齬が生じないよう留意しました。その上で、次の4つの条件を充たすものとして考察し、選定に至りました。

 1.ロータリークラブの理念に適っていること

 2.当クラブ所属の全ての会員に受け入れていただけること

 3.空論にならぬよう、十分に実践可能であること

 4.自分自身の信念に基づいていること

2023-24年度クラブ会長テーマ:「善き隣人になる」

会長テーマの意味するものは、次のとおりであります。私たちは、ロータリアンであることの以前に、一人の人格的存在として、常に他者との関係の中で生きて来ました。一般に、人間関係と称されるものです。それは、この世に生を受けて以来、最も基本的な親子の関係から始まり、親族、近所の人々、友人、教師などとの関係に拡がりました。社会人となってからは、上司、先輩、同僚、後輩、さらには顧客や取引先の人々などとの関係が生じ、他者からの紹介や様々な社会的活動を通して、仕事関係にとどまらず発展していると思います。このような他者との関わりの中で、つながりがある人々は全て、私たちの隣人でもあります。私たちが、隣人が善き人々であって欲しいと願うように、人々もまた、私たちが善き隣人であって欲しいと願っていると思います。それであれば、私たちは、当クラブの一員として、まず自分たちが、善き隣人としてのあり方を示したいと思います。その時、周囲の人々は、ロータリアンを善き隣人として認め、当クラブは社会的に有意義な存在として、人々により受け入れてもらえることになるでしょう。また、今後の近隣諸クラブから海外クラブを含めての交流に際しても、私たちは善き隣人としての在り方を実践したいと願います。

 私は、これからの1年間当クラブの会長職を担当する者として、自らの掲げた会長テーマを実践する者でありたいと決心しました。会員の皆様におかれては、かねてより、「善き隣人」としての生き方を実践されていることと思います。それゆえ、会長テーマでは、「善き隣人になろう!」との呼びかけの形を採らず、「善き隣人になる」とあえて表現しました。皆様が、日頃より心掛け実践されていることを、今一度再確認され、再認識していただければ、テーマの目的は既に達成されたに等しいと思います。もとより、ロータリー活動は、それ自体が目的であってはならず、「意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むこと」がその目的であり、会長テーマはそれを進めるためのものです。善き隣人は、互いを受け入れ尊重し合い、自らの利益のために他者を蔑ろにすることなく、常に相手のことを考えて行動します。当クラブの全ての奉仕活動は、この原則に立ちながら進められるべきものです。会員の皆様にとって、ロータリー活動が重荷となってはならず、楽しく充実した活動となるよう、常に心掛けてまいりますので、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

  1. クラブ委員会構成図

    委員会紹介

    2023-24 年度川崎ロータリクラブ 年度川崎ロータリクラブ 委員会編成(2023年7月1日現在)

    会員紹介

     川崎RC理事・役員・委員長2023年7月現在

      名前  会社名 職業
      福田 紀彦 川崎市長 名誉会員
    藤田 隆乗 川崎大師平間寺 名誉会員
    阿部  徹 株式会社阿部石材店 石工品製造業
    赤堀 昌利 株式会社 横浜銀行 川崎支店 普通銀行
    池田 博毅 川崎ひかり法律事務所 弁護士
    市川 和裕 稲毛神社 神道
    市川 緋佐麿 稲毛神社 神道
    市川 洋治 正宗産業 株式会社 総合建設工事業
    岩山 眞士 JFEホールディングス 株式会社 鉄鋼業
    魚津 利興 昭和薬品工業 株式会社 プラスチック造形
    大橋 美子 株式会社JTB 川崎支店 旅行代理店業
    大沼 洋征 有限会社 大沼 料理店
    猪又 靖弘 株式会社 BUNネット インターネットコンサルティング
    岩澤 克政 株式会社 岩田屋一級建築士事務所 建築リーフォーム工事業
    岩瀬 亘克 株式会社 東照 菓子製造業
    岡本 雅行 Sun cha社会保険労務士事務所 社会保険労務士
    大沢 淳一 株式会社 大沢商店 ビル管理業
    笠井 勝彦 川崎総合法律事務所 弁護士
    川口 敦 川口敦司法書士事務所 司法書士
    木村 美根雄 なかじまクリニック 内科医
    小杉 佳世 綜合警備保障 株式会社 警備保障
    小林 一 (一社)アジアンサイエンスカフェ 起業支援サービス業
    斉藤 文夫 有限会社 進栄商事 ビルディング賃貸
    酒井 一宏 株式会社 アルマーク 紙配布
    佐藤 智子 住友生命保険 相互会社 川崎支社 生命保険業
    白井  勇 株式会社 ポロスデザインシステム 意匠建築
    杉山 信雄 鋼弦器材 株式会社 ライフクリエイティブ 医療用具製造
    鈴木 康伸 株式会社セレモニア 冠婚葬祭業
    高柳  馨 川崎総合法律事務所 弁護士・一般
    武井 雅子 株式会社 ヨネヤマ 包装資材卸業
    竹内 克己 弁護士法人ASK市役所通り法律事務所 弁護士
    田辺 真一郎 株式会社 田設計事務所 建築設計
    堤 和也 川崎信用金庫 本店 信用金庫
    戸村 正房 株式会社 トムラ ビジネスホテル
    堂本 典子 堂本製菓株式会社 菓子製造業
    中嶋 豊 東京ガスネットワーク 株式会社  川崎支店 ガス事業所
    中山 紳一 日本電気 株式会社 電子機器製造業
    野渡 和義 ユースキン製薬 株式会社 医薬品製造
    野中 茂 野中公認会計士事務所 公認会計士
    沼 りえ 株式会社 仙崎鐵工所 金属製品加工業
    南里 照久 SMBC日興証券株式会社 川崎支店 証券業
    能島 年成 鹿島建設株式会社 横浜支店 一般土木建築工事業
    長谷川 智一 長谷川ともかず事務所 地域団体
    布野 雅一 布野会計事務所 経営相談
    藤井 俊郎 川崎公証役場 公証人
    堀内 愛元 堀内建物 株式会社 ビルディング管理
    簑口 昌明 川崎住宅 株式会社 不動産賃貸業
    見村 清 株式会社 見村鉄骨グループ ビル管理業
    村田 光良 株式会社ムラタヤ 衣料品小売業
    守屋 勇志 株式会社 南信社 内装工事
    茂手木 雅也 ツルミ印刷株式会社 印刷業
    毛利 丈二 大幸機器株式会社 設備機器製造業
    元沢 伸夫 株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース プロバスケットボール業
    森 明弘 株式会社 住吉 菓子製造業
    山田 哲夫 山田 哲夫税理士事務所 経営相談
    山根 三郎 株式会社 山根工務店 建築請負業
    山本 伊知郎 第一生命保険株式会社 川崎支社  生命保険業
    横田 圭二 有限会社同好商事 卸売・小売業
    柳田 宗利 大和ハウス工業株式会社 川崎支社 建築工事業
    渡邊 文夫 ソニー生命保険株式会社 生命保険業

    沿革

    川崎ロータリークラグ 50年の歩み

    2001以降沿革

    クラブ旗

     川崎ロータリークラブのクラブ旗は、白地にロータリー・マークを配した公式旗とは、全く対照的な旗で濃紺青地に黄金色のロータリー・マークを配し、マークの下方に白地でKAWASAKI CHARTER NO.7769と染め抜いたものである。

     この旗は昭和26年8月、横浜ロータリークラブから創立の祝いに贈られたものである。公式旗と異なるこの形式の旗は、戦前創立の国内クラブと、これらのクラブがスポンサーとなって、戦後の早い時期に設立されたクラブの殆どが、現在は別として一度は採用したもののようである。

     “あれこれ”で、「正式には白地が正しい」と指摘されている笹部さんも、チャーターナンバーを染め抜いた濃紺青地には、大層愛着を持っていたようで、かつて高木幹事が白地の公式旗の制作を相談したところ、「由緒ある旗だから慎重に検討しなさい。」と釘をさされている。

     “あれこれ”によると、“ロータリーの公式旗は、1929年、ダラス大会で決議されているが、その原型は1911年、カンサスシティロータリークラブの会長を委員長とする「公式ロータリー旗委員会」が審議して決めた、白地に当時行われていたロータリー・マークを飾ったもので、此れを当時のR.I.理事会が採用している。この公式旗にもとづいた1号旗が、1915年1月カンサスシティロータリークラブの手で、ホテル、ベルティモアの屋上に掲揚された”とある。然し宮脇P.G.によるとこの1年前、“1941年1月ニューヨークロータリークラブがクラブ旗を作り掲揚、以来各クラブが此れに習ってクラブ旗を作るようになった”といっておられる「友」〈忘れ得ぬロータリアン〉

     但し、ニューヨークロータリークラブが作ったクラブ旗の形式には触れておられない。案外とその時の旗が濃紺青地で、以来その亜流が公式旗とならんで用いられて来たものかと想像される。公式旗が早い時期に想定されながら、漸く1922年の国際大会で「ロータリーの徽章、襟章、襟章その他の標章を制定し、かつ保護する」とR.I.細則を改めたが、それでもその後適切な措置が講じられていないと指摘され、1929年ダラス大会で、やっと確認されたことからみても、白と濃紺青の2旗の形式が行われて来たのも、無理からぬことのように思われる。とに角大事にしたいクラブ旗である。

    ロータリーの基本的特徴

     ロータリーは、奉仕の理想を個人として、また、団体として、現実に適用することを奨励するために、事業および専門職務に携わる人がロータリー・クラブにおいて世界的親交を結ぶ場である。

    ロータリー・クラブは、地域社会の生活面を広範に代表し、ロータリーの綱領を推進するために、職業分類に基づき、その会員を選考する。

     会員身分を継続するために、少なくとも所定回数は、クラブ例会に出席しなければならない。知り合うことと親睦とを永続的友情への第一歩としてはぐくむことができるようにするためである。

    ロータリー・クラブは、会員に個人活動および職業活動において高度の道徳的水準を実証する機会を提供する。ロータリアンの宗教的、政治的信念は、個人の問題とみなされる。(手続き要覧第3章)

    ロータリーの目的

    ロータリーの網領は、有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項を鼓吹育成することにある。

    • 第1 奉仕の機会として知り合いを広めること
    • 第2 事業および専門職務の道徳的水準を高めること

    あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること
    そしてロータリアン各自が、業務を通じて社会に奉仕するために、その業務を品位あらしめること

    • 第3 ロータリアンすべてが、その個人生活、事業生活および社会生活に常に奉仕の理想を適用すること
    • 第4 奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職務に携わる人の世界的親交によって、 国際間の理解と親善と平和を推進すること。(RI定款第4条)

    ロータリー網領中の4項目の解説は、等しく大きな意味をもつこと、また、同時に行動を起こすべきものであるということにRI理事会の意見が一致した。(96)