役員紹介

左:堤副会長 中央:笠井会長 右:池田幹事

2024-25年度会長方針
会長  笠井 勝彦

 私は、図らずも本年度(2024年7月1日~2025年6月30日の年度)における川崎ロータリークラブ(当クラブ)の会長に就任することになりました。そのため、当第2590地区が本年3月19日に開催したPETS(クラブ会長エレクト研修セミナー)と同月24日に開催した本年度地区ラーニング・協議会に参加し、ステファニー・アーチック本年度RI(国際ロータリー)会長テーマである「ロータリーのマジック The Magic of Rotary) 」や平和の優先などと、長戸はるみ当地区(国際ロータリー第2590地区)本年度ガバナーのメッセージ「次世代につなごう!!」やポリオ根絶ほかの地区方針を知ることができ、また、ロータリークラブの現状と課題等を改めて認識することができました。これらの研修の成果と、当クラブ会員として10年程度にすぎないとはいえ種々の行事・活動等に参加した際の個人的な感想等に基づいて、下記1から3の「会長方針」を定めました。
  理事・役員・委員長の方々をはじめとする会員各位のご協力をお願いし、当クラブが一層の発展を遂げられることを切望しております。

            記

 1 行事・活動の充実と参加

 ここで行事・活動というのは、親睦活動委員会による観劇会、家族会及び旅行会などのように各奉仕委員会による奉仕活動をはじめとする当クラブの名の下に行われる各種活動のことです。本年度においても従来と同様の行事・活動が行われ、会員・ご家族等がこれらに参加することは、会員の増強・維持にも直結すると思います。
 当クラブでは、既に例会100%出席を継続できるような卓話(長老会員卓話を含む。)等のプログラムの充実、新会員の卓話・出席委員会等への配置・合同テーブルミーティングへの出席権、活動原資となるスマイルの励行(本年度目標額240万円)、当クラブの外にも出て行く職場見学・落書消し・青少年奉仕等、さらには外国人奨学生・海外支援を含む国際奉仕等、同好の士によるゴルフ・スキー・麻雀会など多くの行事・活動が企画・実施されています。これらは本年度も継続し、加えて当クラブとして行うことが相当な行事・活動があれば、それも行いたいと思います。
 そして、このような行事・活動の日程等は様々な事情により決定されることになりますが、より多くの会員・ご家族等に観劇会や家族会等の行事にご参加いただくため、会員にその日程等をできるだけ早くお伝えできるようにします。また、すっかり当クラブの活動として定着している落書消しについては、その趣旨や協力・協賛していただいた学校・企業・団体等を記載した参加票(仮称)を配付するなどし、当クラブの広報にも役立てたいと考えております。 

2 将来への展望等 

 冒頭に記載した研修等においてもロータリークラブの3年ビジョンなどが話題となりました。  ロータリークラブにおいては単年度主義の弊害もよく指摘されますが、当クラブでは引継制度や委員長・副委員長の人事等の工夫によって、その弊害の除去・改善が図られています。
 しかし、会員増強のほか、行事・活動をするに当たって問題となる当クラブの規約等の見直しその他の改善意見・将来を見据えた課題の提示等については、それが継続的に検討されることもないまま忘れ去られてしまうこともあったように思われます。
 今後、戦略委員会などにおいて、少なくとも数年先の将来を展望した検討等がされるようにしたいと考えております。 

3 意識・言動の変革及び報告 

 前記研修等において、相当な時間を割いて、危機管理委員長から、青少年プログラムにおける危機(事態)につき、①虐待・ハラスメントの申立ての全てと、②青少年が関与する事故・犯罪・早期帰国・死亡といった深刻な事態につき、その危機事案発生から72時間以内に、RIに対する報告が義務付けられていること等のレクチャーが行われました。
 当クラブの現在会員は全員昭和生まれ(昭和世代)ですが、ハラスメントという言葉に接したのは平成半ば頃以降の方が大部分と思われます。虐待やいわゆるLGBTQについての差別的取扱等に関しても同様です。そして、従来は格別問題視されなかったような言動が、近時は大きな問題とされる可能性が多分にあり、会員は、お互いにそのような言動をしないように十分に注意しなければならず、そもそもそのように意識を変革しなければならないと思われます。なお、当地区においても奨学生に対するハラスメント問題が実際に発生したとのことです。
 また、ネグレクトは虐待の一種であり、受け手が不快の念を抱くものというハラスメントにもセクハラ、パワハラ、アカハラ、マタハラ等々種々のものがありますが、このようなハラスメント等を受けたとする申立てがあったときは、その事実の有無・真偽を問わず、72時間以内にRIに報告しなければならず、その申立てがあった事実を隠蔽したり、報告を引き延ばしたりすることは許されません。
 このようなことから、昭和世代である当クラブ会員が万が一にもハラスメント問題に遭遇することのないよう学習する機会を設けたいと考えております。

  1. クラブ委員会構成図

    委員会紹介

    2024-25 年度川崎ロータリクラブ 年度川崎ロータリクラブ 委員会編成(2024年7月1日現在)

    会員紹介

     川崎RC理事・役員・委員長2024年7月現在

      名前  会社名 職業
      福田 紀彦 川崎市長 名誉会員
    藤田 隆乗 川崎大師平間寺 名誉会員
    阿部  徹 株式会社阿部石材店 石工品製造業
    池田 博毅 川崎ひかり法律事務所 弁護士
    市川 和裕 稲毛神社 神道
    市川 洋治 正宗産業 株式会社 総合建設工事業
    岩山 眞士 JFEホールディングス 株式会社 鉄鋼業
    上田 英信 株式会社 横浜銀行 川崎支店 普通銀行
    魚津 利興 昭和薬品工業 株式会社 プラスチック造形
    大沼 洋征 有限会社 大沼 料理店
    猪又 靖弘 株式会社 BUNネット インターネットコンサルティング
    岩澤 克政 株式会社 岩田屋一級建築士事務所 建築リーフォーム工事業
    岩瀬 亘克 株式会社 東照 菓子製造業
    岡本 雅行 Sun cha社会保険労務士事務所 社会保険労務士
    大沢 淳一 株式会社 大沢商店 ビル管理業
    笠井 勝彦 川崎総合法律事務所 弁護士
    川口 敦 川口敦司法書士事務所 司法書士
    木村 美根雄 なかじまクリニック 内科医
    九門 康之 九門康之研究所 経営コンサルタント
    小杉 佳世 綜合警備保障 株式会社 警備保障
    小林 一 (一社)アジアンサイエンスカフェ 起業支援サービス業
    斉藤 文夫 有限会社 進栄商事 ビルディング賃貸
    酒井 一宏 株式会社 アルマーク 紙配布
    坂本 敏明 株式会社JTB 川崎支店 旅行代理店業
    白井  勇 株式会社 ポロスデザインシステム 意匠建築
    杉山 信雄 鋼弦器材 株式会社 ライフクリエイティブ 医療用具製造
    鈴木 康伸 株式会社セレモニア 冠婚葬祭業
    高柳  馨 川崎総合法律事務所 弁護士・一般
    武井 雅子 株式会社 ヨネヤマ 包装資材卸業
    竹内 克己 弁護士法人ASK市役所通り法律事務所 弁護士
    田辺 真一郎 株式会社 田設計事務所 建築設計
    堤 和也 川崎信用金庫 本店 信用金庫
    戸村 正房 株式会社 トムラ ビジネスホテル
    堂本 典子 堂本製菓株式会社 菓子製造業
    中嶋 豊 東京ガスネットワーク 株式会社  川崎支店 ガス事業所
    中山 紳一 日本電気 株式会社 電子機器製造業
    野渡 和義 ユースキン製薬 株式会社 医薬品製造
    野中 茂 野中公認会計士事務所 公認会計士
    沼 りえ 株式会社 仙崎鐵工所 金属製品加工業
    南里 照久 SMBC日興証券株式会社 川崎支店 証券業
    能島 年成 鹿島建設株式会社 横浜支店 一般土木建築工事業
    長谷川 智一 長谷川ともかず事務所 地域団体
    廣見 浩輔 住友生命保険 相互会社 川崎支社 生命保険業
    布野 雅一 布野会計事務所 経営相談
    藤井 俊郎 川崎公証役場 公証人
    堀内 愛元 堀内建物 株式会社 ビルディング管理
    簑口 昌明 川崎住宅 株式会社 不動産賃貸業
    見村 清 株式会社 見村鉄骨グループ ビル管理業
    村田 光良 株式会社ムラタヤ 衣料品小売業
    守屋 勇志 株式会社 南信社 内装工事
    茂手木 雅也 ツルミ印刷株式会社 印刷業
    毛利 丈二 大幸機器株式会社 設備機器製造業
    元沢 伸夫 株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース プロバスケットボール業
    森 明弘 株式会社 住吉 菓子製造業
    山田 哲夫 山田 哲夫税理士事務所 経営相談
    山田 直樹 第一生命保険株式会社 川崎支社  生命保険業
    横田 圭二 有限会社同好商事 卸売・小売業
    柳田 宗利 大和ハウス工業株式会社 川崎支社 建築工事業
    渡邊 文夫 ソニー生命保険株式会社 生命保険業

    沿革

    川崎ロータリークラグ 50年の歩み

    2001以降沿革

    クラブ旗

     川崎ロータリークラブのクラブ旗は、白地にロータリー・マークを配した公式旗とは、全く対照的な旗で濃紺青地に黄金色のロータリー・マークを配し、マークの下方に白地でKAWASAKI CHARTER NO.7769と染め抜いたものである。

     この旗は昭和26年8月、横浜ロータリークラブから創立の祝いに贈られたものである。公式旗と異なるこの形式の旗は、戦前創立の国内クラブと、これらのクラブがスポンサーとなって、戦後の早い時期に設立されたクラブの殆どが、現在は別として一度は採用したもののようである。

     “あれこれ”で、「正式には白地が正しい」と指摘されている笹部さんも、チャーターナンバーを染め抜いた濃紺青地には、大層愛着を持っていたようで、かつて高木幹事が白地の公式旗の制作を相談したところ、「由緒ある旗だから慎重に検討しなさい。」と釘をさされている。

     “あれこれ”によると、“ロータリーの公式旗は、1929年、ダラス大会で決議されているが、その原型は1911年、カンサスシティロータリークラブの会長を委員長とする「公式ロータリー旗委員会」が審議して決めた、白地に当時行われていたロータリー・マークを飾ったもので、此れを当時のR.I.理事会が採用している。この公式旗にもとづいた1号旗が、1915年1月カンサスシティロータリークラブの手で、ホテル、ベルティモアの屋上に掲揚された”とある。然し宮脇P.G.によるとこの1年前、“1941年1月ニューヨークロータリークラブがクラブ旗を作り掲揚、以来各クラブが此れに習ってクラブ旗を作るようになった”といっておられる「友」〈忘れ得ぬロータリアン〉

     但し、ニューヨークロータリークラブが作ったクラブ旗の形式には触れておられない。案外とその時の旗が濃紺青地で、以来その亜流が公式旗とならんで用いられて来たものかと想像される。公式旗が早い時期に想定されながら、漸く1922年の国際大会で「ロータリーの徽章、襟章、襟章その他の標章を制定し、かつ保護する」とR.I.細則を改めたが、それでもその後適切な措置が講じられていないと指摘され、1929年ダラス大会で、やっと確認されたことからみても、白と濃紺青の2旗の形式が行われて来たのも、無理からぬことのように思われる。とに角大事にしたいクラブ旗である。

    ロータリーの基本的特徴

     ロータリーは、奉仕の理想を個人として、また、団体として、現実に適用することを奨励するために、事業および専門職務に携わる人がロータリー・クラブにおいて世界的親交を結ぶ場である。

    ロータリー・クラブは、地域社会の生活面を広範に代表し、ロータリーの綱領を推進するために、職業分類に基づき、その会員を選考する。

     会員身分を継続するために、少なくとも所定回数は、クラブ例会に出席しなければならない。知り合うことと親睦とを永続的友情への第一歩としてはぐくむことができるようにするためである。

    ロータリー・クラブは、会員に個人活動および職業活動において高度の道徳的水準を実証する機会を提供する。ロータリアンの宗教的、政治的信念は、個人の問題とみなされる。(手続き要覧第3章)

    ロータリーの目的

    ロータリーの網領は、有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項を鼓吹育成することにある。

    • 第1 奉仕の機会として知り合いを広めること
    • 第2 事業および専門職務の道徳的水準を高めること

    あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること
    そしてロータリアン各自が、業務を通じて社会に奉仕するために、その業務を品位あらしめること

    • 第3 ロータリアンすべてが、その個人生活、事業生活および社会生活に常に奉仕の理想を適用すること
    • 第4 奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職務に携わる人の世界的親交によって、 国際間の理解と親善と平和を推進すること。(RI定款第4条)

    ロータリー網領中の4項目の解説は、等しく大きな意味をもつこと、また、同時に行動を起こすべきものであるということにRI理事会の意見が一致した。(96)